ベトナム盲人協会(VBA)のタニ会長が来日

 VBAのタニ会長ほか3名のVBAの訪日代表団が、9月27日から30日まで日本を訪問し日本盲人会連合の竹下会長と会談するなど、主に日本での視覚障害者のICT教育などについての調査を行いました。
 今回の訪日は、JICA支援の「ベトナム国における視覚障害者のICT教育の普及実証」(日本テレソフト担当)に基いて実施されたもので、竹下会長との会談のほか、日本点字図書館、筑波技術大学、東京視覚障害者支援センターなどを視察し、先生方と意見を交換を行いました。JICAプログラムでは、VBAのトレニングセンターとフエ盲人協会にパソコンなど機材やソフトウエア、点字機器などを揃えた最新のICT教室(36名)が8月に整備され、今後、視覚障害者にパソコン技能習得の教育コースが開設されます。
 筑波技術大学では、パソコン技能を持った卒業生が大手企業で働いている実績なども紹介され、これに対してタニ会長はこうした高等教育施設をベトナムでも作りたいとの希望を話されました。点字図書館では田中理事長よりパソコンによって視覚障害者の情報環境は大きく変わって、なくてはならないものになっている。ぜひ、教育を進めて欲しいとの強い要望が出されました。
 
           
日本盲人会連合で、竹下会長と面談するVBAのタニ会長
一行4名と関係者(連合会前にて)

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