長野県諏訪市の諏訪清陵高校は、点字総合情報システムを設置しました。

同高校にはこの春、目の不自由な生徒が新たに入学した為、高校での勉強をサポートするシステムとして導入したものです。点字について、あまり知識のない先生でも点字の作成が出来るように自動点訳機能がついており、日本語のワープロを操作する感覚で点字を書くことが出来ます。

特に、印刷済みの資料や本を改めて入力しなくても、OCRスキャナの補助により、作業時間が短く簡便に工夫されています。 　さらに、生徒が点字でも回答できるように点字の印刷物を読みとり、カナ文字に変換する点字読みとり装置が付加されていますので、生徒の書いた点字の答案や手紙などを先生が読むことが出来、点字による学習を手助けしています。

また、ボランテイアの生徒により、充実した資料の作成や交流が可能なために、今後の活躍が期待されています。こうした最先端のシステムは関東学院大学などで利用されていますが、普通高校での採用は諏訪清陵高校が全国でも初めてです。