金融機関での点字明細書の作成広がる

 銀行などでの通帳の代わりとなる「点字明細書」の発行が増えています。視覚障害の方が預金状況や引き落としの内容の確認などを行うために、金融機関が点字により発行しているものです。通帳と違い同時の記帳は難しいため、月1回 利用状況のお知らせという形で通帳とほぼ同じ内容を点字印刷して発行、郵送により利用者へ届けています。郵便局の場合も同様で大阪、東京の2つのゆうちょ銀行の事務センターから月2回発行されています。 利用者は自分の口座内容が正確に把握できると好評です。これは金融庁が障がい者の方の意見聴取などを踏まえ、金融機関に「点字利用の拡大」を要請したこともあり銀行のほか地銀や信用金庫などで実施されています。
 日本テレソフトの点字プリンターは「点字と墨字」が同時に印刷できる日本唯一の機種です。この機能を生かし、利用者名、金額などを点字だけでなく墨字でも確認できますので、点字を知らない人でも安心して点字印刷ができる特徴があります。また、金融専門会社と協力して金融版「点字ソフト」を開発、銀行名、支店名などが正確な読み方ができるように工夫しています。さらに、ホストコンピュータに点字印刷希望者を登録すれば、自動的に点字明細書の発行ができるソリューションソフトも商品化おり、使いやすい機能と評価されています。点字明細書を導入している金融機関は現在約30機関になっており、生命保険会社も含めサービスの拡大が続いています。お問い合わせは 当社まで。

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