アメリカの福祉機器展でGeminiがデビュー

南カリフォルニア州立大学ノースリッジ校の主催する障害者福祉機器展(CSUN)は、アメリカを代表する福祉関連の展示会として知られており、今年も約500の参加企業と会議参加者も含めて多くの来場者があった。

日本企業は当社とシナノケンシ社の2社が参加した。事務局への日本からの登録者は100名に上り、熱心な視察が行われていた。

㈱日本テレソフトは、このほど商品化したアメリカ仕様の点字プリンター「Gemini」と両面同時点字プリンター「BPW-32」を展示した。
大きな特徴である点字と墨字の同時印刷は、教育関係者から早急に活用したいという反響を多数いただいたほか、州政府、自治体、ボランティア団体などから関心をいただいた。

また、点字プリンターの印刷音が非常に少ないことから、この点での反響も大きかった。アメリカは、9・11のテロ以来、福祉産業に影響を与えており、イネーブリングテクノロジー社(フロリダ州)のトニー社長によれば「昨年は全米の福祉産業の売上が25%落ちた。今回のイラク戦争の影響も心配」と述べている。

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